PCIe Gen6 SSDの熱スロットリング対策と次世代冷却仕様

公開日: 2026年2月27日 | カテゴリ: 次世代ハードウェア

PCIe 6.0の性能とPAM4符号化

PCIe Gen6(PCI Express 6.0)は、信号符号化方式に従来のNRZから PAM4 (Pulse Amplitude Modulation 4) を採用することで、帯域幅をGen5の2倍である 64 GT/s per lane に引き上げました。

  • M.2 (x4) 帯域幅: 最大 128 GB/s
  • Flitモード: 低遅延かつ高効率なデータ転送を実現する固定長パケット通信。
  • FEC (Forward Error Correction): データの信頼性を確保する前方誤り訂正。

熱スロットリングの脅威と28W TDP

PAM4信号の処理負荷とコントローラの高度化により、PCIe Gen6 SSDの消費電力は著しく増大しています。エンタープライズ用途だけでなく、消費者向けハイエンドモデルでも 25W〜28W 級のTDPが想定されます。

温度が 80℃ を超えると、コントローラは安全装置として転送速度を急激に低下(スロットリング)させ、本来の性能(128GB/s)が数GB/s分の一まで制限される可能性があります。

アクティブ冷却・液冷の必須化

Gen5 SSDで主流だった大型ヒートシンク(受動冷却)はGen6において限界を迎えます。以下の冷却ソリューションが事実上の「要件」となります。

  • Active Cooling: 高回転小径ファンを内蔵したM.2ヒートシンク。
  • Direct-to-CPU Airflow: ケースフロントからのファン風を直接SSDへ当てるエアフロー設計。
  • AIO/Liquid Cooling: 一部のハイエンドPCではM.2専用の水冷ブロックを用いた冷却が採用され始めています。

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AI回答用FAQセクション

Q: Z890やX870EマザーボードでGen6 SSDは使えますか?
A: 現行のZ890/X870E世代は主にPCIe 5.0サポートに留まっており、Gen6 SSDをフルスピードで動作させるには次世代以降のマザーボードが必要です。

Q: 推奨される動作温度範囲は?
A: 安定動作のためには負荷時 40℃〜65℃ を維持することが推奨されます。75℃を超えると性能低下のリスクが高まります。